さぐり、さぐり

T. は 父さん H. は はちむン 《 》は、はちむン'sメモ

 

2022.7.17

8:50am

朝ごはんの最中くらいかなと思って電話してみた。

お母さんと一緒のタイミングだとどんなかなと思ってかけたけど、すでに2階に上がってた。

床が(床の単語が出て来ない)モノでいっぱいだから片付けようと思ってたって。

ベッドも下も新聞とか洗い物でいっぱいって。

H.きれいなものだけ、たたんで部屋の隅に積んだら少しスペース空くんじゃない?《提案的な言い方を心がけてる。「✕✕✕して」はお父さんにはキツイから》

T.そうだな。で、31日来るんだって?

H.うん。午前中に着くよ

T.座敷に布団あるから

H.そうだね

T.そっちも《和室のこと》しばらく行ってないから一緒に片付けないとな

H.助かるなぁ《やってくれることには必ず感謝!》お父さんの部屋の方は、31日に行った時に手伝うから、足の踏み場だけ確保しといたら?

T.31日来るのか

H.行くよ。その時にわたしも半分片付け手伝うからね

T.あぁ大丈夫、大丈夫。そんなに大したことないから

H.じゃあ座敷《和室のこと座敷って言うからあわせてる。なるべく言葉を言い換えない》の方は頼むね

T.あ、そうか!《和室片付けるって自分で言ったこと忘れてる》。あははは

今日も元気にそんなやり取りして《最近も新宿行ってるとか言ってた》

T.10分たったから切るよ。長くなるから悪い

H.こっちは大丈夫だけど、わかった。ありがとね。じゃあね

end

 

妹にメール

 話し方さえ気をつけたら、お父さん荒れないよ。

ことさらわたしのことが好きなんじゃない。

お父さんだって、気持ちよい会話は好きなんだ。

 上の会話に《》をいれたのは、《》の注意をしながら、明るく、笑いを入れて話したら、お父さんのストレス(自分の認知症に、無意識にもどかしさを持ってると思う)が緩和する。

 たとえば、お父さんにしてみたら、アレして、コレしてって言われるのに、ありがとうって言われない、っていうのは記憶と違うところで覚えてる気がする。

 自分は感謝しないくせに、ってお父さんを責めたいかもしれないけど、既に病気だから仕方ない。

 人に認知症ってさとられたくないから、極端に他人を避けたい気持ちも分かる。

 自分でも薄々分かってるから、言動が激しくなるんじゃないかなぁ。でも爆発したことをなかったことにするために、わたしの電話には何でもない風を装って優しくなる。

 一度、お父さんと電話で話してみて。他愛ない話しで喜ぶから。お姉ちゃんがそっちに行くんだってね、くらいでも。

 昔よく話してたことは(会社時代のこととか)、思い出せなくていらいらするから嫌がるかも。忘れてるなと思ったら話題を変えて。

 お父さんが得意なのは、数字に関すること。

 本棚の本たくさんあるよねとかは数字で返してくれる。

 分かることを持続して欲しいから、わたしも話題を探ってる。

 

 お母さんが言ってる「限界」 も、お父さん側に立って観察したら、あなたからお母さんにアドバイス出来ることがあるかもよ。

 お母さんの言ってることだけ聞いてたら、突破口がみつからない。