父の取説④ その他 '23年5月現在

  • 父には当面は敬語で接して頂けるでしょうか。会社員時代、おそらく威張っていたので、知らない人からのフレンドリーな話し方には拒否感があるかもしれません。「です・ます調」で、丁寧に接して頂くと、それに応えようとして、父の態度も紳士的になるのではないかと思います。でもじきに関係が出来てくれば、敬語などにこだわらず、接してあげて下さい。入院中の病院の看護師さんによると、機嫌のいい時は手のかからない認知症老人だったそうです(お世辞かな?)。
  • アルツハイマーが進んでからも公共交通機関を乗り継いで目的の店で飲食や買い物などが出来ました。その際、手押し車の高齢女性のために、手押し車をバスに上げてあげたりしていました。乱暴者の父ですが、案外人に親切にしたい気持ちは残っている様です
  • 入院時、看護師さんなどに頻繁にねぎらいの言葉をかけていました。今も送迎して下さったデイサービスの方に感謝の言葉が出ます。そういった時に仲良くして下さると記憶には残らなくても、感覚として残る様です
  • テレビや本は好きです。それらを見ている際、父はその場面に出てくる風景は全て見たことがある、行ったことがあると言います。「そうなんだー」「わたしは行ったことないなぁ」というと満足します。実際には父は行っていないので(行っていたとしても覚えていないので)「どんなところでしたか?」「いつ頃行きましたか?」といった具体的な質問は避けて頂けると助かります。答えられない質問はストレスの様で、怒り出しちゃうので
  • 入院していた病院のレクでは、人の輪を外れて少し離れた場所に座っている時は落ち着いていたと聞いています。人との距離が近い時に不穏になる様です。特に騒がしさに敏感に反応する様なので、そういったシチュエーションになりそうな時は、父は要注意人物です
  • 食事は一人で大丈夫です。しかも早い方だと思います。父は片付けたがりのため、早めに下げてもらうと助かります。そばにティッシュなどがあると残したものを隠すために際限なく使ってしまいます。家ではティッシュの代わりにトイレットペーパーをひと巻き置いています。取りにくいのでちょっとしか使えないため経済的です。またゴミをすぐトイレに流すので、トイレのつまり予防にもトイレットペーパーだと安心です
  • トイレは場所をうなせば一人で行けます。実家も入院していた病院も自動洗浄の便器だったため、流さないで出ることが多いです。特に立ってトイレを使った時に流さない様です
  • 腰と右手の親指の付け根に時折痛みを訴えます。腰の痛みは、家で長椅子に座ったままうたた寝していることがあるため、姿勢が悪いせいだと思います。親指の付け根は慢性的で原因は分かりません。病院に行こうとか、マッサージしようか?というと、痛みはない!と突っぱね、お風呂に入ってあっためてみたら?と言うと「大丈夫!」と言ってそれ以上痛みを訴えません。本当に外科的な痛みがあるのか不明です。

  

お試しデイサービスでいただいた報告書より