父の取説② 威嚇動作とお風呂 対策 '23年5月現在

  • 強さを誇示したり(ファイティングポーズ)、突然人を威嚇(いかく)する、手を上げるなどした時

 もし可能であれば、ほがらかに「中村さんは強いんですねー」とか

「わたしも負けてませんよー」とか、深刻に受け止めないで頂けると矛先(ほこさき)が鈍(にぶ)ると思います。

 優しい方や、小柄な方、おびえる方等に居丈高(いたけだか)になる様で、体格のいい方には大人しくしている様なところがあります。

 気を使いすぎるとナメてかかる様なところもあるので、自信たっぷりにして頂けると助かります。

 また怒った様にふるまっていても、ふいに目線をそらして、今起こったことはなかった様にこちらがふるまうと、つられて父も怒ったことを忘れる様です。利用者さんがいない場所でしたら、わりとコントロールできるのではないかと思います。

 わたしも父の目の色が変わってヤバイ感じの時には、何も言わず父に背を向けて、1、2分後に普通に「おやつ食べる?」等と明るく言うと元に戻っています。そのせいか、叩かれたり暴言を吐かれたということはありません。

 父がやおら誰かにファイティングポーズをとった時、「お父さん、わたしの方が強いよ。武道やってたからね」と言って構えてみせると蹴りの仕草などはしますが、へなちゃこなので、実際に当たることはありません。大概はそれ以上に発展することなくおさまります。

  • お風呂に入りたがらない時

 父への声かけとしては、

「汗を流したら気持ちいいですよ」とか

「ここのお風呂はタダなので入っていかれたらいいですよ」

など、盛り上げて頂いたら入るかもしれません。(それでもなかなかうまくいかないのですが…)

「娘さんが洗い場で待ってるから行きましょう」と言って服を脱がすとかも試して頂けたらと思います。(何かとわたしを引き合いに出して下さい。大したことしていない娘ですがなぜか信頼が厚くて)

 あるいは、いつもここのお風呂を使っているという感じで促すのも父には効果ありかもしれません。

「アレ?きのうはさっぱりしたと言ってましたよ。今日もどうですか?」とか。

 

 温泉施設に行って、父をお風呂に入れてくれている夫からも2、3付け加えさせて頂きます。

・下着を脱がないのは、羞恥心があるからだと思います。浴用タオルなどを渡すと前を隠せるので安心して脱いでくれます

・洗髪、洗体は自分で出来ます。転ばない様にだけ注意して頂ければ大丈夫です。