父が来て3週間

 なかなか記録が書けない。

 こまごまとしたエピソードはアレコレあって身内としては面白いのだけれど、およそわたしがブログに割く時間が取れない。

 時間がない理由は、同居家族が増えたことによる事務手続きが多いこと。移動にともなう役所関係の手続きやら、父が受ける介護サービスに関する手続きやらに時間が取られる。案外父自身に対してかかる時間は思っていたほどではなかった。いまのところ父は一日三度の食事を十二分に摂り、ついでに10時と3時のおやつももりもり食べ、相変わらずお風呂に行きたがらず、入院していた時より宵っ張りで朝は早く、そのサイクルに合わせるのが少々疲れる。当然ながら夫とふたり気ままに暮らしていた時の様にはいかない。慣れていくしかない

 それでもありがたいのは、機嫌のいい時の父は何をしてもらっても、「悪いね」といったねぎらいの言葉が出るところ。認知症になる前の父は、人にすまないと思う様な殊勝な人ではなかったので、自分があたかも善行を積んでいる様で心地いい。

 ケアマネさんに、デイサービスのお試しをあちこち手配してもらっているが、5か所あたって全滅(やんわり断れるパターン)。早く父には外に出る習慣を身につけてもらいたい。家でテレビ番だけの毎日では、あっという間に筋力も脳の方も衰えが進む。わたし自身も父不在の時間が欲しい。

 とりわけ父のお風呂問題を解決したい。いまは夫が休みの日に近くの温泉施設に連れて行ってくれている。仕事では入浴介助は慣れたものだろうが、自分も服を脱いで一緒に入るとなるとかなり勝手が違うそうだ。自分が服を脱いでいる、あるいは着ているさなかも父はじっとしていられない。転びはしないかと神経を使うらしい。

 父のコンディション(天気が悪いと外に出たがらない)があるので週一回くらいしかお風呂に入れていないけれど(以前は月単位で入っていなかったからマシ?)、デイが始まれば、もう少しお風呂の回数が増えてくれるはず。早く決まるといいのだが。