単語が出て来なくても
最近、単語が本当に出にくくなっている。樹も風も雲も、毎日窓の外の様子を説明してくれるけれど、オノマトペの方が多くなっている(まぁそれはそれで楽しいけれど)。
時折きょうみたいに、「これ、履くもの、なんてったっけ?」とかなにげなく聞いてくれると「シメタ!」と思う。無理に言葉を思い出そうとしてイライラさせたくないから聞いて欲しいのだ。
で、しかもわたしの答えが正解の時は「ヤッタ!」と思う。コレ認知症親子のあるあるだろうか。
ときどき父が「そうそうそう!」と言うから、正解だ!って喜んでたら、あとでよくよく聞くと、全然違うものだったって時も面白い。
このまえ父がわたしの言った「ヒーター」の単語に父、「そうそうそう!」だったのだけれど、話してると「パイプハンガー」だった。父が洗濯物をヒーターの余熱で干しているから、それを話してるのかと思ったら、ふつうにパイプハンガーに洗濯物を吊るしてる話しだった。深読みしすぎ。
こどもが質問したことを、親が間違えて教えるとよそで言いそうだからコトだけれど、父はそういう心配がない。わたしのミスも全部サラにしてくれる。